機動戦士ガンダムの魅力 その2 宇宙世紀編
どうも、はむです。
今回もガンダムの魅力を書いていくぜ。
前回はその1として、MSについて語っていったな。それがこの記事だ。
今回は魅力その2として「宇宙世紀」について話していこう。
宇宙世紀(UC)というのは、人類が宇宙で生活するようになってからはじまった紀念法である。機動戦士ガンダムの一年戦争と呼ばれている連邦とジオンの戦争は、UC.0079~0080の約1年間、つまり宇宙世紀が始まってから約80年後におこったものである。
そもそもなぜ宇宙世紀というものが誕生したのか。これを考えてみると、ガンダムという作品がより色濃いものとなる。
紀念が宇宙世紀ではなく西暦だった頃、地球は様々な問題を抱えていた。人口増加によるエネルギー源の枯渇や温暖化により、人類が地球で生活することが徐々に困難になってきたのである。
このままではやばいと考えた地球のお偉いさんたちが、宇宙で人類が生活できるようにしましょうとある政策を打ち立てた。それが、宇宙移民政策だ。
宇宙圏に巨大な生活施設であるコロニーを何個か創って、そこで人類の文明を築き上げていきましょうという夢のような政策だ。
どうだろう?現実でそんな話があったら滅茶苦茶すごいしホント夢みたいな話だよな。
しかも地球が抱えていた問題って、現在、現実のこの世の中で、今まさに問題になっているようなことだよな。世界の人口は急激に増加してエネルギー源の問題もあるし、人類の発展の代償としてまさに温暖化が進んでるし,,,
そう、ガンダムの歴史の背景って、ありえないような話じゃなくて、普通に現実的でありえるような話だってのが深いところなんだよな。SFアニメで、MSにばかり目がいきがちだけど、こういう時代、背景、政策、等々...現実的なところに目を向けてみると一層面白くなるんだよね。これがガンダムの魅力といえる大きな部分なんだ。
宇宙世紀の話に戻る。
お偉いさんたちが発表した「宇由移民政策」。夢のような政策だって話したけど、実際にはそうではなかったんだよね。
結局のところ、宇宙移民を命じられたのは下級層の人々のみで、上流階級の人たちは地球に残ったわけ。冷静に考えて、宇宙での生活なんて未知数だし、何十年後、何百年後の世界がどうなるかなんてわからないから、今ある資源を自分たちが独占したい、って考えてる人が多かったんだ。
これ、移民させられた人たちとってはたまったもんじゃないだろ。結局、上の階級のやつらだけが地球に残って、自分たちは疎外される立場だったって、どうしたって考えてしまうだろう。
もちろん地球に残った人々の全てが悪い人だったわけではないんだけどな。
この宇宙移民政策を機に、地球に残った人々と、宇宙に移民させられた人々との確執が生まれてくるわけ。
そう、予想できると思うけど、
後の地球連邦とジオン公国のことだ。
こうして宇宙世紀誕生の背景をみてみると、色々考えさせられるよな。アニメではジオンは敵側として描かれてるから、ジオン=悪いというイメージが当時の俺には強かったけど、なかなかどうして悲しい過去があるわけ。これを理解してからは、ジオンが一気に好きになって、ガンダムというアニメが一層深みを増した。
いやぁ、ガンダムっておもしろいね。是非このあたり、ご自身でも勉強してみてくれ。